世の中がキャッシュレス化に向かい、否が応にも暗号資産が脚光を浴びる今日、来る時代に対応すべく携帯電話端末の更なる高性能化が進む。必然的な結果として、暗号資産取引の主役はPCから携帯端末に移行していくことになるだろう。
今後、生活におけるスマートホンへの依存度は更に増していき、レジャー、仕事、学習、スケジュール管理、健康管理、資産運用･管理と、生活の全てがスマホなしでは成り立たなくなっていくだろう。
今はまだそういうことは無いかもしれないが、今後10年以内に特殊詐欺グループのターゲットがスマホの中の資産(ハッキングやそれ以外の方法)になる日がくることも予想できる。
今、小学校や中学校でスマートホンの取り扱いは教えていないが、ゆくゆくは義務教育でスマートホンの取り扱いや管理について教える日が来るだろう。
スマートホンは、安全、適正に使用するものから、全身かけて守る物へと変わるだろう。
今、もう一度スマートホンの取り扱い方と管理の仕方を見直してみよう！
“あなたは、スマホを大事にしていますか？”
今日は、ハイテク兵器と最新デジタル家電に精通した L・ラックマン氏にスマートホンの扱い方、特に簡単にできるセキュリティ(盗難防止, ソーシャルハッキング対策)について語ってもらうことにした。
氏は元軍人なので過剰警戒な所もあり、現代日本人には相容れない部分もあるかもしれないが、プロフェッショナルの氏の言うことがスタンダードになる日が来るかもしれない。
リー・ラックマン の英国陸軍式スマホ防護術 🇬🇧
※あくまでも一つの例としてお読み下さい。
①スマホを他人に触らせない！他人のスマホも触らない！また、一瞬であっても置きっぱなし(特にテーブル)にしない。
➡️｢ねえ、君のスマホはどうなの？｣と相手に喋る口実を与えない。“基本中の基本”
②スマホ購入当日にスマホケースを2個、ディスプレイ保護シート(出来るだけ高くていいやつ)を購入する。スマホケースは、その機種の販売が終了してしまうと店頭から撤去され入手が難しくなる。忙しくても後回しにしない！2個の内１個は予備。
➡️スマホを購入した時の裸の状態で使うのは御法度！今のスマホはかなり衝撃にも強くなっているのかもしれないが、基本的に裸の状態で1.5m以上の高さから１回落下させると、1箇所どこかが壊れると思った方がよい(例:充電ケーブルを刺しても充電が直ぐに開始されなかったりする等)。
③防水であっても濡れた手で触らない。
④地べたに置かない。
➡️踏んづけられて壊されたら、地べたに置いていた貴方が悪い❗踏んづけてしまった人を責めるのはお門違いだ。踏んづけそうになってヒヤリとする人の気持ちにもなってみよう。
⑤指紋認証機能を使わない。
➡️監禁等、身体の自由を奪われた場合に簡単にロック解除されてしまう。同様の理由で顔認証機能も使わない。
⑥通勤,通学時にハンドバッグやトートバッグに入れて持ち運ぶ場合は、必ずバッグの口を閉じる。また、パンツのポケットに入れる場合には電車に乗車する前に後ろのポケットから前のポケットへ移す。
⑦夜間充電する時は玄関では行わない。必ず寝室で行う。
➡️あなたの暗号資産が1000万円分あったとしよう。この行為は、1000万円預けた銀行口座を玄関に置いたまま、あなたは奥の部屋ですやすや寝ているのと同じだ。
⑧会社の給湯室やトイレ、空き会議室等で充電を行わない。
➡️電気代を浮かせたいという理由なのだろうが、勤務先で充電をすることが習慣になっている人がいる。当然のことながら、時間の長短に関わらず目の届かない所に携帯電話を放置すべきではない！
⑨パスワードロック解除する時は、可能な限りスマホ画面をギリギリまで胸に近づける。
➡️トイレの個室の中であっても警戒心を緩めない。天井についた換気口にも監視カメラがあると心の中で想定する。
⑩パターンロック機能にしている場合は、スタート位置から伸びる白い掃引線が見えなくなるように設定し直す。
⑪パターンロックを設定する場合、横、縦、斜めの隣り合った２点だけで設定したりしないこと(日本人に多い！)。
⑫パスワード,パターン両ロック解除時に監視カメラの有無,レンズの向きに注意する。スーパー, デパート, コンビニ, 商店街, エレベーターの中, タクシー, バスの車内, 駅のホーム、こういった場所で記録されることを防ぐ。
➡️こういった場所に残った画像データを扱える人が、悪意を持った第三者にデータを渡さないとは誰にも言い切れない。
⑬自宅以外の場所で着替える時、財布やスマホをロッカーの上に絶対置かない！
➡️この瞬間ほど危険な時はない(すり替えを狙われる｡スコアラーはあなたの持っているスマホの機種,カラーはもちろんのこと、スマホのケース、そこに貼られているステッカーまで調べ上げてダミーを用意する)。ズボンは財布もスマホも入れたまま脱ぎ、着替え終わった後、脱いだズボンから履いたズボンへと移す。
⑭人混みの中で携帯のパスワードロック解除を行わない。出来れば携帯の操作一切を行わない。
➡️例:駅のホーム、電車の中、食堂、交差点の待ち時間、エレベーター待ちの列の中。
⑮公共施設のロッカーを信用しない。プール、スポーツジム等。
⑯４桁の暗証番号を自分で設定できるロッカーを使用する際は、設定した番号を他人に見られないように片手で隠すこと。また、解除する時も他人に見られないようにすること。
➡️個人的な所見だが、日本人で設定番号を隠す人を見たことがない。また、日本人の90％は一番右か一番左のダイヤルを１つか２つ上下どちらかにずらせば開くように施錠する。
⑰仕事上、事前の予告なく、突然「携帯の持ち込み禁止です｡｣と言われて携帯端末やスマホを預けるように言われたら、“自分が嫌だと感じる限り” その時こそ勇気を持ってにこやかに早退してしまおう！
➡️嘘も方便。人から何を言われようとも気にしない！『ウォレットもウォッチもロッカーへ。だけど紛失したら自己責任！』世の中そんな現場ばかり。
⑱スマートホン本体に自分だけの目印を付ける。➡️
ケース➊ あなたの持っているスマホは白のiPhone。友達と飲食店で食事中、お気に入りのブラウスにソースが飛んでしまった。｢ちょっとトイレ行ってくる！｣と友達に告げトイレへ。トイレから戻るとテーブルの上に置いたはずの iPhone が消えている。｢あたしの携帯がない‼️｣友達も離席してサラダバーにいる。一番近くの席にいた背を向けた男性が白い携帯電話を操作している。。｢それ､あたし(の！)｣と言いかけて黙ってしまった。“違う！”男性は驚いた顔をして振り返っている。傍らにいた女性も怪訝な表情を浮かべている。
ふと、店内を見渡すと、みんな、みんな白のiPhone。戻ってきた友達があなたに声をかけた。｢どしたの？｣
ケース❷ 今日はやっと仕事の契約が取れた。相手の担当者はキレ者で、こちら側に不利な条件で契約を結びたがったが、あの手この手で弾き返した。行きつけのバーに行き祝杯を上げた。
後ろから何やら声がする。どうやら新しく入った新人のウェイトレスがオーダーを聞き間違えたらしい。新人ウェイトレスは悲しそうな顔をして蟹ミソのスープを戻そうとした。｢あ、君❗｣蟹ミソのスープ。もらった！彼女の顔に笑みが差した瞬間、彼女の手許が狂い太腿の上に器が落下した！｢熱ッ❗｣激痛が脚に走った。｢冷やさなきゃ！｣鞄を握りしめトイレに駆け込んで太腿に水を掛け続けた。仕事の書類には損害は無い。良かった。戻るとウェイトレスがべそをかいている。｢いいよ、君｡｣｢あ❗｣携帯がない！たしか、カウンターの上に置いたような･･。酔いも痛みも吹き飛んだ！二つ横の席に座っていた男性が会計を済ませ店の外に出ようとしていた。胸ポケットに入れた黒い厚手の携帯カバーが自分のものによく似ていた。
どうすれば、どうすればいい❓
⑲外出中に｢携帯電話を紛失したかも⁉️｣と思った時のとっさの対処法➡️側にいる人に１万円を手渡し、｢お願いです。今すぐ私の携帯に電話して下さい❗｣と頼む。
➡️電源を切ってあったはず、マナーモードにしていたはず、と思っても自分の思い込みや、犯人がONにしている可能性もあるので、まずは試してみる。難しいのは実は、この次のアクション！
聞き慣れた着信音がすぐ側にいた男性のお尻のポケットから聞こえてきた時！
相手の男性に真っ直ぐに手を伸ばし
“あなた、わたしの携帯電話持ってるでしょ❗”
勇気を持って大声を出す❗ここが、肝です。
⑳電車やバスの車内で正面に向かい合って座っている人の胸ポケットに注意する。スマホのレンズが見えたら、その人が目を閉じていたとしてもカメラはアクティブ(撮影中)になっていると考える。
21.電車やバスの中で眠気を感じたら、スマホをポケットか鞄の中にしっかりとしまう。手に握ったまま眼を閉じない。
22.屋外で携帯電話を操作する頻度が高い職業に就いている方で、尚かつ仕事用携帯を会社から貸与されていない方(バイク便や自転車を使った運送業等)は、投資専用の携帯端末を別に持つ。
➡️携帯電話も消耗品である以上、可能な限り直射日光が当たり続けたり、外気に曝されたままの状態にし続けない方がよい。
23.温かい飲み物(ペットボトル, 缶飲料, 水筒)と触れないように注意する！
➡️スマートホンではないのだけれど、筆者の経験で、ポケットにデジタルカメラ(ケースなしの裸の状態)とホット缶飲料を一緒に入れておいたら、デジタルカメラの液晶ディスプレイが割れて液晶が漏れてしまい、画面が半分くらい真っ黒に映らなくなってしまったことがある。
24.勝手に心の中で『安心な人』を作らない。
➡️毎日同じ時間に家を出て、同じ時間の電車に乗るという生活を続けると、プラットホームで並ぶ列や電車内の座席の座る位置で顔ぶれが決まってくることがある。そうすると、｢ああ、あの人は毎朝見る顔で安心だ｣という、根拠の全くない感情が生まれやすい。だが、その人物は名前も住所も知らない全くの赤の他人なのだ。赤の他人を信用してはいけない。
25.一人暮らしの方は特にシャワーを浴びる時は完全な戸締まりをした後で。どれだけの高層階であっても！
26.眼を離した飲み物を口にしない！
➡️分かっていても、シチュエーションによってなかなか難しいことではあるけれど、危機に遭遇してしまうか、回避するかは、ほんのちょっとした注意力や気転、自分に課したルールを厳守できるかの差だったりする。
27.直感力を磨く。
➡️これもなかなか難しいことではあるが、例えばガス漏れによる爆発事故が起きると、必ずと言っていいほど生存者の“ガス臭かった”という証言が出て来る。それが人為的なものであってもなくても、何かが発生する際にはサインが出ていることがある。そのサインをキャッチする力を高め、直感力を自分の信用できるものに鍛え上げることが出来れば、スマホだけでなくあなたの人生そのものを護ることになるだろう。
28.スマホ内のゲームアプリを全てアンインストール(削除)する。
➡️スマホゲームは楽しい！だけど一旦インストールしてしまうと屋外ではしない、という訳にいかなくなる。このスマホゲームを行っている間は、注意力が周囲に全く向かなくなる。また、歩きスマホは危険だ。アメリカのいくつかの州では法律で禁止されている。また、ゲームアプリはメモリ容量を喰う。
あなたのするゲームは、もうスマホのゲームアプリではない。投資という名のマネーゲームだ。新しいゲームで真剣に遊ぼう！
暗号資産投資をされている方である、ということを前提にして思い付いたことを列挙してみました。まだまだ日本人に言いたいことは沢山あるのだけれど、今回はこのくらいにしておきます。
リー・ラックマン
Lee Rackman
上海生まれ。元フランス国軍第２外人落下傘連隊(2em R.E.P.)所属のスナイパー･･･だったらしい。700m先の人がくわえた煙草の火を消し去ったりしたことがあるという(外しただけじゃ･･❓)。除隊後、英国陸軍情報部に所属。･･してたらしい。アフガニスタンを初めとした従軍経験あり。
現在は暗号資産投資家として、売り買いポイント“狙撃”に専念している。香港在住。
続編の製作が決定❗
教育の現場で取り上げられる日も近い❗
